毎日あなたはお子さんにどのように接していますか。

忙しい日常。仕事、家庭、子育て。

毎日があっという間に過ぎていきますね。

さっさと宿題やりなさい!早くお片付けしてね!などなど。

いろんな生活の注意も大切ですが、何か良いところを見つけて褒めてあげていますか?

お子さんを認めてあげていますか?

親の接し方で子供は変化します。

ではどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

親の接し方が子供に大きな影響を与える

「子は親の鏡」「親の背中を見て子は育つ」よく耳にする言葉ですね。

親の態度が子供に与える影響が大きいと考えられている一つに

「サイモンズ式分類」という考え方があります。

それは「支配型」「服従型」「過保護型」「拒否型」の4つのタイプに大きく分けられます。

「支配型」

親が威圧的に命令したり、強制したりする育児態度です。

子供は親の顔色をうかがうようになり、自発的に思考したり判断出来なくなり、消極的になります。

「服従型」

親が子供の言いなりで、自由気ままにさせ、欲しい物を欲しいだけ与えたりする育児態度です。

子供は親や他人の言うことを聞かず、我慢することも出来ず思い通りにならないと乱暴になる可能性があります。

「保護型」

よく言われる過保護の状態で、親が先回りして助けてしまう育児態度です。

子供は親に頼るようになり、自分でなんでも決められず、人に依存するようになります。

「拒否型」

親が忙しすぎて、子供が話しかけてきても「あとでね」で済ましてしまったり

子供のことをあまり気にかけていない育児態度です。

子供は不安を感じたり落ち着きがなくなったり、気をひこうとして乱暴になったりすることもあります。

これら4つの親の態度が複合的に組み合わさっていることもあります。

もちろん親だけでなく、環境や子供自身の意識なども関わります。

 

子育てにおいて、これが正解!というものはありません。

日々、子供と接するうえで、常に子供のことを子供の目線で良く見て、

愛情もって接していれば、たとえこれらの4つのパターンにかたよりかけても

修正していけるはずです。

ただ、親の態度や接し方が子供に大きな影響を及ぼすというのは心にとめておきましょう。

では、子供への接し方でもう一つ興味深い例があります。

良い影響を与える子供への接し方

たまたま、ある研究結果をテレビで観たことがあります。

それは、春、新しく小学3年生の担任を受け持つことになった先生に

「クラスの中のこの5人の生徒はとても優秀です」と5人の生徒の名前を伝えます。

実はその5人の生徒は成績もバラバラ。その時無作為に選んだ5人です。

担任の先生はその5人は優秀だと思いながら1年間担任を持ちました。

 

すると、なんと1年後にその5人の成績が著しく良くなった!という結果がでたということです。

これはどういうことなのでしょう。

 

これを子供への親の接し方と置き換えてみましょう。

日々の生活で追われがちな毎日ですが、

親のちょっとした接し方で子供はどんどん変われるのではないでしょうか。

子供の良いところを褒める、子供の好きなこと、やりたいことに応援する、

子供の気持ちを尊重し、認める。

「大丈夫!あなたなら出来るよ!頑張りなさい!

お父さん、お母さんはいつもあなたの味方よ。」

大きな愛情で、お子さんを信じて見守ってあげてください。