ピアノや音楽の好きな方の中には

楽譜がスラスラ読めるということに憧れを抱く方は多いでしょう。

ピアノを小さいころ習っていたけど、音符を読むのが苦手で

特にヘ音記号(主にピアノの左の方を表す)は全くわからないわ。

というお話をよく耳にします。

実は楽譜が読めるようになることはそれほど難しいことではないのです!

またぁ、そんな上手い話ってあるの?と思われた方、

頭から楽譜は難しい!と思わないで少し視点を変えてみましょう。

■楽譜って?

楽譜は「五線」と呼ばれる5本の線に、音符や記号が書かれています。

「五線」の5本の線の数は、手の指の数と同じですね。

ト音記号

五線の左側にまず ト音記号が書かれています。

ト音記号はピアノの鍵盤の中央から右の方(高い)と考えてみましょう。

ト音記号?聞いたことあるわ! 

そうそう、それです!

ヘ音記号

そして同じく、また、「五線」の左側にヘ音記号が書かれています。

ト音記号を右の方と考えたのと同様に、ヘ音記号はピアノの鍵盤の中央から左の方(低い)と考えましょう

あっ!それダメ!ヘ音記号なんて!!
ト音記号はなんとかなってもヘ音記号なんて論外だわ

そんな方にぜひお伝えしたい!

ト音記号とヘ音記号は、全く別のものではなく、実は仲良くつながっているのです。

ト音記号とヘ音記号はつながっている

■五線に音符が並ぶと・・・

ト音記号に音符が12個

ト音記号左からドレミファソラシドレミファソと高くなる


ヘ音記号に音符が12個

右からドシラソファミレドシラソファと低くなる

まんなかの音(中央のド)はト音記号、ヘ音記号共通なので

ト音記号、ヘ音記号共通のド

ト音記号(12個)ヘ音記号(12個)からマイナス1個の、計23個の音を覚えれば

もう読めたも同然!

23個覚えるってひらがな覚えるより少ない!!

どうでしょう!少し身近に感じていただけたでしょうか?

■五線に音符をのせていってみましょう。

ト音記号、中央のドから一つ高くなる(一つ右の方へ)と「レ」

ドレ

ヘ音記号、中央のドから一つ低くなる(一つ左の方へ)と「シ」

シド

ちょうど文字に興味を示すころの幼児さんは、ここまでのことを

理解するのに、約1ヶ月ほどかかります。

が、大人の方は一回で理解いただけると思います。

「レ」と「シ」はすぐに覚えられても、あとの音はどうやって覚えるの???

大丈夫です。

五線に書かれた音符のポイントとなるいくつかの音を覚えれば

あとは心密かにド・レ・ミ・・・と数えてもOK!

最初は数えるのに時間がかかっても

何回も繰り返しやるうちに、数えなくてもわかるようになります。

個人差はありますが、幼児さんからピアノをはじめたとして

約半年から一年くらいかけて五線に書かれた23個の音を覚えることができます。

そして二年目くらいになると、数えなくても瞬時に何の音かがわかるようになります。

目で見て音を覚えるのと同時にピアノの音も聞きながら覚えると

耳で聞いただけで何の音なのかの判別ができるようになります。

いわゆる音感が身に付くことになるのです。

■五線に書かれた音符のポイントとなるいくつかの音

では、ポイントとなる音をいくつかあげてみましょう。

これさえ押さえていれば楽譜なんて怖くありません!

ポイント①先ず基本となる考え方

先ほど、「ド」の一つ高い音「レ」とドの一つ低い音「シ」を覚えました。

「高い」はト音記号の右の方へ
「低い」はヘ音記号の左の方へ

このことをしっかり押さえていればあとは順番に

ト音記号 ドレミファソラシドレミファソ

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ヘ音記号 ドシラソファミレドシラソファ

btr

でも五線の真ん中あたりは似たような音符で覚えにくいものです。

ポイント②ト音記号をよく見て

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ちょうどト音記号の始まりの位置。(赤い線)ここにあたる音は「ソ」です。

ト音記号の「ト」は、

ハニホヘイロハ(日本音名)の「ト」=ドレミファラシド(イタリア音名)の「ソ」

なのです。

同様に・・・・

ポイント③ヘ音記号をよく見て

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ちょうどヘ音記号の始まりの位置。(赤い線)ここにあたる音は「ファ」です。

ヘ音記号の「ヘ」は、

ハニホトイロハ(日本音名)の「ヘ」=ドレミファソラシド(イタリア音名)の「ファ」

なのです。

まだあります。

ポイント④ト音記号のちょうど真ん中は「シ」

同様にヘ音記号のちょうど真ん中は「レ」

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まだまだあります。

ト音記号の五線からはみでた音。これは「ソ」

ヘ音記号の五線からはみでた音。これは「ファ」

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もう一つおまけ。

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ト音記号、ヘ音記号の「ド」の位置くらべ

   

■繰り返すことが大切

覚え方は人それぞれ。ポイント全部を覚えなくても

どれか一つだけ覚えて実践すれば譜読みをするうえでの強い味方となります。

大切なことは、しっかり覚えられるまで何度も繰り返すことです。

子供が文字を覚えるように、五線に書かれた音を読む、歌う、ピアノで弾いてみる。

簡単なことを何度も繰り返すことによって音符を読むことに慣れ、

音符を読むスピードがだんだん速くなります。

難しいことにはなかなか「やってみよう!」という意気込みはうまれませんが

簡単なことなら「やってみよう!」と思えますよね。

いかがでしょう?なんだか楽譜が読めそう!と思っていただけたでしょうか。