たくさんのピアノの生徒さんと関わってきて感じたことですが、

毎回のレッスンの時に、いつも同じ姿勢で集中してレッスンが受けられる子と、

一生懸命レッスン出来てると思えば、たまにボーっとしてしまったり・・・

気分にムラのある子がいます。でも人間だもの。。
決してそれは悪いことではないのですが
時に集中力は何かをする上でとても大事なことなので、遊びにしろ勉強にしろ、できれば集中できる環境を親は用意してあげたいものです。

子供の集中力UPのために親ができること

周知のとおり子供は産まれてからものすごいスピードで色んなことを吸収し、学習します。
その中で集中力を高めるために大切にしたいことは何でしょうか。

それは、子供が熱中しているものを妨げないことです。

私たち大人はそのことを深く認識して、子どもが興味を示すものを奪ってはいけません。

うちの子、何にも興味がないわ…と思った方、

安心してください(^^)

もし何にも興味がない・・・という子でも無理に何かをさせる必要はありません。

どうしてかというと、興味というものは、やってみて初めてもつものだから。

最初はのり気じゃなかったとしても、やってみて、はじめて「やる気」が出ます。
だから、私たちは子供が興味をもつきっかけさえ与えてあげられれば十分なのです。

さて、「やる気」の話をしたばかりですが、今からそれを全否定します。

モチベーションなんて無い

やる気はモチベーションという言葉に置き換えられますよね。

実は、モチベーションというものは先人たちによって既に科学的に解明された事実があります。

それは、

そもそもモチベーションなんて存在しない!

ということです。

はじめて知ったときは衝撃が走りました。
モチベーションが低いというのは、やる気のない人が勝手に生み出した虚構という話です。

よく、やりはじめるとモチベーションが上がる、というのはそのことにも関係しています。
じつは紐解くと、やりはじめることが出来るのは「方法」が分かっているからできるのです。

勉強が楽しいという子がいますよね。その子は問題を解くための「方法」が分かっているからです。
(あるいは、できなくても考える過程が好き)

それをモチベーションと呼ぶのであれば、
モチベーションを上げる方法はこれしかありません。

・方法を知ること
・定期的に意識させてあげること

これ以外にはないのです。

何事もとりあえずやってみることの大切さがわかりますよね。

やってみてそれを好きになったら・・・というワケです。

好きなことって集中して、時間を忘れますよね。

そして、好きなことで培った集中力が、それ以外のことにも活きてくるのです。
「自分は頑張ればできる」という自信が「行動」をうながして、
行動して、考えることで「方法」を知ることにつながります。

子供に良い人生を歩んでもらうには

有名な言葉からですが、

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザーテレサ

「言葉」→「行動」→「習慣」→「性格」→「運命」

これらを意識することで人生が変わります。
当然、ネガティブなことばかり言っているとそれが習慣となって
ネガティブな性格になってしまうので、そうなりたく無い場合は注意が必要かもしれませんね。

他にもこの言葉から学べることがあります。

子供の心を真っ白なキャンバスと思ってみましょう。

最初に出てくる「思考」。
良い思考は私たちが与えてあげることができます。
「言葉」も同じです。

経験ある方もいらっしゃると思いますが、
親の口が悪いと子供もそれを真似しちゃいますよね^^;

私たちが子供に豊かな人生を歩んでもらうためにこのことは常に意識したいものです。

そして、子供自身が自分の力で真っ白なキャンパスに素敵な人生を描けるように

私たち大人は暖かく見守っていきましょう。