毎年、開催しているピアノ発表会。
今年の発表会も本番まで一か月を切りました(汗)
いよいよ追い込みです。
曲を決め、譜読みから始まり、弾けるようになるまで練習を重ね、
もう間違えずに弾けるね、暗譜も出来たね!
いえいえ、まだまだ、そこからが本当の勉強なのです。
○○ちゃんの弾く曲には「ダンス」という題名がついています。
「○○ちゃん、この曲のダンスって、誰がダンスしてるって思う?」
「う~ん?・・・ウサギさん!!」
楽譜の中にウサギをイメージさせる言葉や挿絵などは何一つありませんが
○○ちゃんは曲の感じからウサギをイメージしたようです。
子供の発想は素晴らしいですね!
「じゃあウサギさんがダンスしてるところを思い浮かべてね」
「どんなふうに弾いたらいいかな?」
「ぴょんぴょんってジャンプしてるよ!」
○○ちゃんはとても軽やかに、きれいなフレーズで弾いてくれました。
「わぁ!先生にもウサギさんがジャンプしてるみたいに聞こえたよ」
「ジャンプしてダンスしているウサギさんは、どんな気持ちかな?」
「楽しい!!!」
「じゃあ、○○ちゃんも楽しい気持ちで弾いてね」
どんな風に弾くのか!
どうしたら美しい音で弾けるのか!
テンポ、強弱、曲想・・・などなど。
そして一番大切なことは、
人に感動を与える演奏を!!
人に感動を与える演奏とはどのような演奏なのでしょうか?
難しい曲を弾くことでしょうか
すごい速さで弾くことでしょうか
いいえ。そうではありません。
楽譜から、読み感じたことに、弾き手が感動して弾くことです。
感動して弾く。音や演奏することだけに集中して音楽を感じながら弾くと
不思議とあがらないのです。
発表会で、ウサギさんになりきって楽しく演奏できたら
○○ちゃんはあがることもなく、皆さんに感動を与える演奏が出来るでしょう。
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